
好きなビルは高層ビルのぐるぐるです!
毎年秋に開催される「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(以下:イケフェス大阪)」は、大阪のまちをまるごと建築ミュージアムに見立てたイベントです。2025年は10月25・26日に開催されます。
普段は入れない名建築の内部公開や、建築家によるトーク、まち歩きツアーなど、建物の魅力を“体験”できる2日間。歴史ある建築から最新の高層ビル、更には川・建築設計事務所等、幅広い施設が参加。街の表情を楽しみながら歩ける秋の恒例行事です。
今回、天満橋・谷町4丁目エリアで予約不要で自由に見学出来るビルを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ルポンドシエルビル[大林組旧本店]


1926年竣工・2007年耐震補強工事されたレトロビル。日本を代表する建設会社・大林組の旧本店。イベント当日も大林組さんに関する展示が行われます。


北浜ネクスビルディング[旧大阪大林ビル]


大阪で初めて高さ100mを超えた旧大阪大林ビル。現在つなぐー対象エリア第4位の高さ。今回は2024年に大規模リノベーションが行われた1階と地下1階の共用部を自由に見学できます。


安井建築設計事務所 本社・大阪事務所


1924年に創業して100年!大阪で老舗の建築設計事務所。アートと建築をテーマにした展示や折り紙で建築を作るワークショップが行われます。



折り紙建築がめっちゃ気になる


大塚グループ大阪本社 大阪ビル


外観を見るたびにキレイ⋯とうっとりしちゃう鋭角な三角形のカーテンウォールが特徴的なオフィスビル。10月25日(土)は当日先着限定でガイドツアーが開催。1階エントランスでビルの模型やパネル展示も行われます。


山本能楽堂


1927年竣工・1950年再建・2011年改修した全国でも珍しい木造3階建の能楽堂。17時〜20時の夜間限定で建物を自由に見学できます。


SUIMON HOTEL HIGASHI-YOKOBORI-RIVER


東横堀川の旧水門をホテルとしてリノベーション。宿泊は出来ませんが、東横堀川に関する取組を紹介する展示が行われます。



東横堀川好きとしてはいつか宿泊したい!


β本町橋


つなぐーエリア再西端の素敵な施設。建築中のβ本町橋の写真や東横堀川に架かる橋の図面など、イケフェスに合わせた特別展示が行われます。


展示後にはなりますが、ライトアップイベントも行われています。


ホトリヲ


東横堀川沿いにシェア型書店カフェがオープンしたのはご存知でしょうか?建築巡りは体力勝負です。ここで休憩しても良し、展示を見ても良し、シェア型書店の出品を検討しても良し!


最後に、本町エリアですが個人的にオススメの場所を紹介します。
オリックス本町ビル


28階の展望テラスから夜景を見よう!


初心者向けイケフェスの楽しみ方
イケフェス大阪の参加歴10年のぐるぐるが、この記事をきっかけに初めてイケフェス大阪に参加しようかな、と思った方向けに楽しみ方を伝授します。
1.プログラムを確認しよう
まずはイケフェス大阪のプログラム一覧ページをチェック。「聞いたことある」「横通ったことある」それだけでもOK。まずは見聞きした事ある施設でどんな見学ができるかチェックします。
2.Googleマップにピン立てをしよう
Google mapのリスト機能を用いて、気になる施設にピン立てしていきましょう。行く行かない問わずとりあえずピン!移動中に通りがかったり、やっぱり気になって行きたくなったり、当日はどんな気持ちになるかわかりませんからね。
3.計画を立てよう
プログラムの内容・施設の場所が把握できたらいざ、どこに行くかザックリ計画を立てます。
天満橋・谷町4丁目エリアもそうですが、船場・中之島界隈は参加施設が多いので歩いたりレンタサイクルでサクッとはしごビルが出来ちゃいます。
けれど、人気の施設は1時間以上入場待ちする事も⋯特に築年数の古いレトロ建築はその傾向が強いです。過去の参加者の感想やSNSの投稿をチェックする事をおすすめします。
もし行けなくても「今回は縁がなかったんやな」とおおらかな気持ちも持っとくと安心です。
4.荷物をまとめよう
当日の荷物は普段通りでもOKですが、イケフェス大阪用に特にオススメのアイテムを紹介します。
エコバッグとクリアファイル
施設によってはノベルティプレゼントや資料を受け取ることがあります。
小さなメモ帳と鉛筆(シャーペン)
撮影NGの施設もいくつかあります。この時代ついすぐにスマホでメモしたくなりますが、あえての手書きで見た感想をしたためてみるのもオススメです。ちょっとしたスケッチを描いても良いかも。
手が汚れないひとくちサイズのお菓子
前述した通り、建築巡りは体力勝負です。ラムネ・グミ・アメちゃん等の糖分補給がサクっと出来るお菓子があると安心です。
ちょっと良いカメラ
スマホでサクッともいいけれど、ミラーレスカメラや一眼レフカメラでビルの魅力的な部分を撮影しましょう!但し周りに迷惑がかからないように!
温度管理しやすい格好+防寒着
秋は体調が崩れやすい時期。当日の気温は夏並みなのか冬並みなのかはその時にならなければわかりませんので、温度管理しやすい格好をオススメします。
5.あとは元気に参加する!
普段入れないビルの中に入った時の高揚感、ぜひ味わってみてください。きっと癖になって私のように毎年参加することになります。
イケフェス大阪、ぜひぜひ参加してくださいね!