在宅勤務や長時間のデスクワークが当たり前になった今、「一日中ほとんど座っている」という人も多いのではないでしょうか。
実は“座りすぎ”は、私たちの脳・身体・心のすべてに、静かにダメージを与えています。
🧠【脳】思考のキレが鈍る

長く座ったままでいると、脚の筋肉が使われず血流が低下し、脳に酸素や栄養が届きにくくなります。
すると集中力や判断力が下がり、作業効率がぐっと落ちてしまうのです。
「なんだか頭がぼんやり」「午前より午後の方がミスが多い」と感じるのは、脳が“低酸素状態”に陥っているサイン。
こまめに立ち上がって体を動かすことで、脳のパフォーマンスを保つことができます。
💪【身体】不調と病気のリスク増大

筋肉は“第二の心臓”とも呼ばれ、血液循環を助ける重要な役割を持ちます。
座りっぱなしで筋肉が動かないと、むくみ・冷え・肩こり・腰痛といった不調が出やすくなり、代謝も低下。
研究では、1日8時間以上座る人は、糖尿病や心疾患のリスクが明らかに高いことも示されています。
どんなに運動習慣があっても、“長時間連続で座る”こと自体がリスクになるのです。
💓【心】ストレス耐性の低下

体を動かさない時間が続くと、自律神経が乱れやすくなり、気分の落ち込みやイライラを感じやすくなります。
運動によって分泌される「セロトニン」や「ドーパミン」は、心の安定に欠かせるホルモン。
つまり“動かない”状態が続くと、自然と気持ちが沈みやすくなるのです。
軽いストレッチや深呼吸でも、これらのホルモン分泌を促すことができます。
🌿【今すぐできるリセット習慣】

・1時間に1回は立ち上がり、背伸びをする
・オンライン会議の合間にスクワットを5回
・ランチ後は5分だけ外を歩く
・遠くを見て3回〜5回深呼吸を繰り返す
「動くこと」は、脳・身体・心すべてのエネルギーを循環させるスイッチ。座りすぎを意識的にリセットすることで、毎日のパフォーマンスが確実に変わります。



